ピンチ!HDDにアクセスできず、過去のデータが読み込めない
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ピンチ!HDDにアクセスできず、過去のデータが読み込めない
HDDのデータにアクセスできない時の対処法
今回のご相談は突然HDDのデータにアクセスできなくなったというトラブルです。
HDDにはこれまでの思い出を含む大切な写真が入っているので、データの復旧をすることはできないかとのことでした。
HDDの故障具合をチェックする専用のソフトウェアを使用し、HDDを精査してみると物理的故障ではないことがわりました。
状態的にはお客様が復旧してほしいデータが、何らかの関係で消去されたという状態です。
一次的にデータが消去されたとしても、HDD内にはデータの痕跡が残っている場合があります。
表面的なフォルダではわからないのですが、データの痕跡さえ残っていれば、専用のソフトウェアを使用することでHDDデータを元の状態に戻すことが可能です。
今回は専用ソフトウェアの使用することで、データの復旧ができました。
お客様に中身の確認をして貰ったところ、お客様の望んでいたデータを見つけることができ、元通りになったHDDデータをお渡しすることができました。
今回のご請求はワンコイン診断と16GBまでのデータ復旧料となり、合わせて15,463円です。
預かりから2日間で返却することができました。
HDDのデータにアクセスできない場合の予備知識
HDDにアクセスできない場合は、HDDの物理的故障かデータの問題かの2種類に分類されます。
物理的な故障の場合
データが元通り復旧するハードルはかなりあがります。HDDが物理的に壊れる原因としては、HDDが動いている時に移動、落下などの物理的衝撃や、書き込み時に電源が切れるなどが理由になります。
HDDが物理的に故障している場合は、その技術を持っている専門業者に依頼することになりますが、かなりの高額となります。
ハードディスクの物理故障の場合はそれだけ、専門的で手間がかかるのです。
20GB前後のデータ復旧で修理費が100万円以上することもあります。
データが消去されたなどの故障を論理的故障の場合
これはデータの消去、データの破損などがあげられます。こちらの場合は専用のソフトウェアを使うことで、データを元通りにできる可能性があります。
HDDのデータはクラスタというものに保存おり、PCから見えているファイルはどこのクラスタにデータが収められているというインデックスを見ています。
このインデックスがあることで、当該データにアクセスすることができるのです。
一般的なデータ消去は、デスクトップ上のゴミ箱に入れて完全消去するという方法ですが、これはインデックスを消去しているということになります。
ですから、元データ自体は消えていません。データ復旧ソフトウェアは、それらのデータに再びアクセスできるようにするためのソフトウェアです。
データが復旧できない場合に考えられることは、そのデータが上書きされていることです。
データが上書きされてしまうと過去のデータは復旧できなくなります。今回のご相談では写真データの紛失ということでしたので、イメージデータとなります。
イメージデータは自動で上書きされることがほとんどないので、比較的復旧できる確率が高いです。
文章ファイルなどは、多くの場合常に更新を行っていることが多く、Windowsの自動更新で上書きされる可能性があります。
ですので誤ってデータ消去してしまった場合は、即座に復旧を試みることをおすすめします。