Microsoft ResearchがVR内の物を掴めるコントローラー「X-ring」をシンポジウムで発表

公開日:2021/10/13

 2021年10月10日、Microsoft Researchは「Association for Computing Machinery(ACM)」の主催するシンポジウム「User Interface Software and Technology(UIST) 」でVR用コントローラーのプロトタイプ「X-Rings」を発表した。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。

Microsoft Shows Off Adaptive Shape VR Controller Prototype

 X-Ringsは円柱状のコントローラーで、周囲を覆うように配置された20個のプレートが外側に張り出したり戻ったりすることで物の形を表現する。これにより、ゴブレットのような根本が細くなっているコップを形状に合わせて持つ感覚を再現できる。

 表面には静電容量センサーを搭載しており、どの指が触れているのかを検知。電流値のセンサーにより、コントローラーを握っている手の力を検出できる。VRの中で物体を手に取り、握って潰すといったことができるようになる。

 分解図を見ると、縦4段に分かれたプレートは1段ずつまとめて動作していることが分かる。これによりモーターが4個で済み、小型化に貢献している。大掛かりな装置を使わない点は実用性の観点でも重要だ。

 一方で、左右非対称な物体は再現できない、コントローラーより小さい物体には対応できない、手を開いた際に落とさないようストラップで固定するため、手のひらへのフィードバックはできない等の課題があるとしている。

 これはあくまでプロトタイプで、すぐに新製品や既存の製品に反映されるものではない。ただ、MicrosoftはVRゴーグルそのものの話題はほとんどなくなったものの、VRへの関心は持ち続けているようだ。

 論文はこちらのページからダウンロードできる。

X-Rings: A Hand-mounted 360 Degree Shape Display for Grasping in Virtual Reality

 

Reported by 宮川泰明(SPOOL)

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