2021年1月26日、キヤノンは同社の「Mixed Reality(MR)」に対応したヘッドマウントディスプレイ「MREAL S1」を発表した。発売時期は2月下旬。価格はオープン。
・MREAL S1紹介動画【キヤノン公式】 - YouTube
「MREAL」シリーズは同社のMRシステムを利用するためのヘッドマウントディスプレイ。前面のカメラで撮影した映像にCGを重ね、内側のディスプレイで見るという仕組みだ。MREAL S1はエントリーモデルの位置付けで、従来モデルよりも小型、軽量化した点が特徴となる。一体型ではないため動作には別途PCが必要だ。
MREAL S1は全体の重量が338g、ディスプレイ部のみでは137gと軽い。ディスプレイ部は幅154×奥行き37×高さ74mmと小さく、片手でつかめるくらいのサイズ感だ。ディスプレイは片目あたり1600×1200ドットでリフレッシュレートは120Hz。表示画角は水平45度、垂直34度となっている。
MREALシリーズのMRはMicrosoftの「Windows Mixed Reality」プラットフォームとは別もので、基幹ソフトも専用の「MREAL Platform」を利用する。持ち運びしやすいサイズ感を生かして、モバイルワークステーションと組み合わせて工場などの現場に持ち込む、プレゼンテーションで利用するといった用途を想定しているという。
出典:
MR用ヘッドマウントディスプレイ“MREAL S1”を発売|MRソリューション|キヤノンITソリューションズ
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