HTCが「Vive Wireless Adapter」の予約を開始、ただし日本では発売しない模様

 2018年8月21日、HTCは「VIVE」の公式ブログを更新し、「Vive Wireless Adapter」の発売日を発表した。

・HTC Vive Cuts the Cable With Debut of Vive Wireless Adapter
https://blog.vive.com/us/2018/08/21/htc-vive-cuts-cable-debut-vive-wireless-adapter/

 「Vive Wireless Adapter」はVIVEと「VIVE Pro」を無線化するアダプターだ。PCとつなぐケーブルが不要になるため、動きの自由度が上がり、一方向に回転し続けるといったこともできるようになる。ケーブルにつまずく心配もなくなり、メリットが多い。ただ、VIVE ProはVIVEとヘッドストラップの構造が異なるため、別途アダプターが必要になる。

 無線技術はIntelの提唱した「WiGig」を、転送方式はDisplayLinkの「XRコーデック」を利用している。これにより、遅延を抑えて高いパフォーマンスを提供できるとしている。

 価格はVive Wireless Adapterが299米ドル、VIVE Pro用のアダプターが60米ドル。発売日は9月24日で、9月5日から予約の受け付けを開始する。

 ただし、HTC NIPPONは日本での発売を断念しているようだ。本稿の執筆時点で公式の発表はないが、ゲームメーカーのインフィニットループが6月に行った動画配信の中で、HTC NIPPONの西川氏が言及している。「総務省から認可が下りないことが確定した」と話しているため、何らかの事情で技適が取得できなかったと思われる。そのため、海外のショップ等から購入できても電波法に抵触することになる点は注意が必要だ。

 その模様はYouTubeで公開されている動画で確認できる(Vive Wireless Adapterの話題は56分付近から)。

・あいえるらいぶ#016
https://www.youtube.com/watch?v=0Y5nfyUaG6c

 VIVEを無線化するアダプターとしてはTPCASTの販売する同名のアダプターがあり、こちらは既に国内で販売されている。ただ、TPCASTには「Rift」用のモデルもあるが、そちらは未発売だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL