【VRパラダイス ゲームレビュー】
360度全方位型サイバーピンポン!直感的な操作、クールな音楽、ド派手なビジュアルで最高にハマる「Racket: Nx」レビュー!

Reported by DENPA IS CRAZY

 コントローラーの形状もあり、VRタイトルでは斬ったり、振ったりという操作のタイトルが多い。それを生かしてテニスや卓球をテーマにしたゲームは多く、筆者はそれらもプレイしてきた。

 今回紹介するタイトル「Racket:Nx」もラケットを使ったテニスや卓球などのゲームとベースのシステムは同じだ。跳ね返ってくるボールをコントローラーのラケットで的確に打ち返していくというゲームである。

 操作は直感的で、コントローラーでラケットを操作するので、コントローラーを振ってラケットをコントロールしボールを壁に向けて打ち返していく。

 他のゲームにはないユニークなシステムとして、コントローラーのトリガーを引くとボールを引き寄せられるシステムがあることだ。というのもこのゲームの世界は360度を壁に囲まれた半球形のドーム状のエリアになっており、ボールを見失ってしまうことも度々起こる。

 この機能のおかげでボールを見失ってあたふたするというロスが発生しないというシステムになっている。

 ステージが半球形のドームになっていることは先程紹介した通りで、これらの壁は六角形型のパネルで構成されている。このパネルの中に破壊すべきターゲットが出現し、これらを破壊していくというのが基本的なゲームプレイだ。例えるならテニス+ブロック崩しといった具合だ。

 そして本作には3種類のモードがある。ゲージがなくなるまで続くアーケードモード、ステージクリア型のソロモード、そしてオンラインで対戦できるマルチプレイヤーモードだ。タイミングが悪かったのかマルチプレイはマッチングできなかったが、ソロプレイだけでも十分楽しめる。

 特にステージクリア型のソロモードは序盤こそ適当に打ち返しているだけでクリアできるが、ステージが進むにつれていわゆる“おじゃまブロック”的なものが出現し、的確にターゲットを狙うことが求められてくる。これが手応えがあってなかなか楽しい。

 筆者もまだ完璧に狙い通りにターゲットを打ち抜けるほどの腕前はないのだが、プレイしているうちに徐々にコントロールできるようになってくるのがわかって、自分が上達していくのを感じられるのが楽しい。

 そしてもう1つの魅力がなんといってもこの世界観だ。真っ暗な空間の中にあるドーム状の世界というだけでサイバー感を感じられるが、ターゲットを破壊したときの派手なビジュアルエフェクトや効果音、そしてテンションを高めるビートが効いたダンスミュージックがあわさり、意識は完全にゲームの世界の中に入っていく。

 そんなサイバーな世界の中で夢中になってコントローラーを振り、ボールを打ち返していくというのは、他のタイトルにもない爽快感があり、中毒性のある気持ちよさだった。

 難しいことを考えずにボールを打ち返しているだけでも楽しいし、狙い通りにターゲットを打ち抜けるようになると快感も増していく。さらにソロのステージだけでも20種類あり、エンドレスのアーケードモードがあることを考えると一人でも十二分に楽しめる作品だ。

 もちろんタイムアタックはあるので、世界中のプレイヤーと腕を競うことはできるし、今回はプレイできなかったが、ソロでこれだけ楽しめるのだから、マルチプレイでも楽しめることは間違いないだろう。

 シンプルな操作と、自分の腕が上達していく楽しさ、そしてクールなサイバー空間で音楽にあわせてド派手なエフェクトとハイテンションな音楽に包まれながら思いっきりラケットを振るという体験を楽しめる「Racket: Nx」。シンプルながらも奥深く、かなり楽しめる作品だった。ぜひプレイしてみてほしい。