「Magic Leap One」の視野角が判明、開発者向けサイトから発見される

 今夏に発売を控えているMagic LeapのARゴーグル「Magic Leap One」は、未だに公開されていない仕様がある。視野角もその1つだが、思わぬ形で流出することとなった。2018年7月31日、海外ニュースサイトの「Next Reality」が報じた。

・Magic Leap One Field of View Specs Finally Uncovered
https://magic-leap.reality.news/news/magic-leap-one-field-view-specs-finally-uncovered-0186278/

 今回非公開の情報が流出したのは、開発者がアクセスできるWebサイトのソースコードに記載されていたため。該当する部分には"Coming soon on launch day!"(発売日に公開予定)とだけ書かれていたが、実際は表示しないように設定された状態で公開予定の文章が既に掲載されていたという。そこに具体的な数字が含まれていた。

 判明したMagic Leap Oneの視野角は、左右40度、上下30度、対角50度というもの。アスペクト比は4:3になる。上記記事によると、マイクロソフトの「HoloLens」よりも45%広くなるという。ただHoloLensは初期に登場したARゴーグルということもあり、視野角がとても狭いことで知られる。後発となるMetaのARゴーグル「Meta 2」の視野角は90度で、そちらと比べるとかなり低いことが分かる。

 一方、Magic Leapはそのテキスト内で「視野角は2D表示の能力を表すのに使う指標で、奥行きもあるMagic Leap Oneのような機器の表示能力は表現しきれない」とし、代わりに「Viewing Frustum」という指標を提示している。「frustum」は円錐台(円錐の先端を切り落としたようなもの)のことで、遠くを見る場合、近くを見るよりも多くのものが見えるという意味合いと思われる。

 テキストによると、40インチ(約101cm)の距離では大きめな家猫(約73×53cm)の全身、144インチ(約365cm)の距離では身長180cmの人が3人横に並んだ状態(約264×195cm)で全身が見えるという。

 実際、空間を把握するタイプのARは目と映像の距離が一定ではないという特徴がある。VRゴーグルは目と画面の距離が変わらないため、同じ指標で判断するのは難しいという主張は理解できる。ただスペック上の数字があまり高くないのは事実なので、実使用にどの程度影響するのか、気になるところだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL