「Arizona Sunshine」のVertigo GamesがアーケードVRに特化した会社を設立し、ロケーションベース版を発表

 米アリゾナ州を舞台にゾンビと戦うVRシューティングゲーム「Arizona Sunshine」を開発したVertigo Gamesが、ロケーションベースVR事業を専門とする会社を設立した。近く同タイトルのロケーションベース版が稼働し始めるという。海外ニュースサイト「VentureBeat」が報じた。

・Arizona Sunshine makers create new publisher, launch location-based VR version
https://venturebeat.com/2018/07/25/arizona-sunshine-makers-create-new-studio-launch-location-based-vr-version/view-all/

 Arizona Sunshineは2016年12月に発売となったVR専用ゲームで、最も成功したVRゲームの1つに数えられるタイトルだ。家庭用として作られたタイトルだが、ここ数年で多数登場したアーケードVR施設での利用も多く行われているという。そこでアーケードVR施設向けのバージョンを開発する話が始まった。

 そこでアーケードVR事業に特化した新しい会社、Vertigo Arcadesを設立し、Arizona SunshineのロケーションベースVR版となる「Arizona Sunshine LB VR」の開発を始めた。2週間前にプレイエリアが「SteamVR Tracking 1.0」相当となるバージョンをリリースしており、触覚フィードバックを手がけるNomadicと協力して今秋に稼働を始めるという。

 Vertigo Arcadesは同社のタイトルをロケーションベース化するだけでなく、他のメーカーが自社のVRゲームをロケーションベース化するためのサポート業務も行う。ロケーションベースVRの施設はそれぞれバックパックPCやトラッキングシステムなどの設備が異なり、そのサポートに手間がかかるため、小さいゲームメーカーは参入するのが難しかった。それらをバックアップするのが目的だ。そのためのSDK(ソフトウェア開発キット)も提供するとしている。

 Vertigo Arcadesは既に40ヶ国、300ヶ所以上のVR施設から協力を得られているという。VRゲームメーカーはVertigo Arcadesを通してこれらの施設とコンテンツ導入の交渉ができる。

 具体的にどの国、地域で活動しているかは未発表だが、活動範囲が40ヶ国以上とかなり広いため、日本も入っていることを期待したい。

Reported by 宮川泰明(SPOOL