600ドル~のホログラムディスプレイ「Looking Glass」が「Kickstarter」に登場

 2018年7月24日、クラウドファンディングサービスの「Kickstarter」に3Dホログラムディスプレイ「Looking Display」が登場した。投稿初日で既に目標金額の達成率が300%を超えるほど注目を集めている。

・The Looking Glass: A Holographic Display for 3D Creators
https://www.kickstarter.com/projects/lookingglass/the-looking-glass-a-holographic-display-for-3d-cre/description

 投稿したのは米ニューヨーク州に本社のあるLooking Glass Factory。Looking Displayの開発に4年を費やしたという。

 Looking DisplayはAR/VRゴーグルを装着することなく立体的な3Dグラフィックを見られるディスプレイだ。2人以上で同じものを見られ、ディスプレイを見る角度を変えると表示している3Dモデルの見える角度が変化する。「Standard」と「Large」の2種類のサイズを用意しており、前者が幅20.9×奥行き9.3×高さ15.4cm、後者が幅36.8×奥行き17.5×高さ24.4mmとなっている。

 角度によって見えるものが変わるのは「レンチキュラーレンズ」によるもの。角度によって絵柄が変わるカードやポスターなどと同じ原理だ。ディスプレイは3Dモデルを45通りの角度から見た画像を常に表示しており、レンズを通してそのうちの1枚を見ているという仕組みだ。

 Looking DisplayはPCにつないで利用する。接続に使用するケーブルはUSBとHDMIの2種類だ。3D CGを45枚、60Hzのリフレッシュレートで表示するため、PCの推奨環境はCPUにCore i5以上、GPUにGeForce GTX 1060以上と高く設定されている。

 外部センサーと組み合わせて利用することも可能だ。例えば、ハンドトラッキングセンサーの「Leap Motion」と組み合わせると、表示している3Dモデルに触れるようになる。

 支援のプランは複数あり、600米ドル以上の支援でStandardサイズがもらえる。Largeサイズについては3000米ドル以上のプランになると思われるが、執筆時点では初日限定の値引きプランと先行受け取りプランしか設定されていない。

 プロジェクトは8月24日までで、目標金額は5万米ドル。ただし先述の通り既に目標金額は達成しており、執筆時点で17万米ドル以上の支援が集まっている。製品の出荷は先行分を今年の9月下旬、通常分を12月中旬までに行う予定だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL