NIANTICがARと現実を融合させるデモを公開、ARのキャクターが物陰に隠れる

 2018年6月28日、「Pokémon GO」などを提供しているNIANTICが公式ブログを更新し、開発中のARに関する技術を公開した。

・A Peek Inside the Niantic Real World Platform
https://nianticlabs.com/blog/nianticrealworldplatform/

 内容は大きく分けて2つあり、1つはARのキャラクターに現実の物体を反映させて動かす技術、もう1つが複数人数でARを共有する技術だ。

 1つ目は「Niantic Real World Platform」と呼んでおり、ARモデルを重ねる先となる現実の風景を認識する技術だ。これには、最近買収したEscher RealityのAR技術とMatrix Millの機械学習の技術を利用しているという。

 Niantic Real World Platformでは、コンピューターがARを重ねる映像に映っている物を認識する。物があるというだけでなく、何があるか、どこにあるかも理解するという。例えば、花があると認識すれば蜂を表示する、池があると認識すればアヒルを表示するといったことができる。下の画像では、映っている椅子やテーブルをそれぞれ椅子、テーブルとして認識し、どれだけ確信を持っているかを信頼スコアで表示している。

 また、現在のARはまだ十分に現実と融合できていないという。そこで新しい開発チームは映像を使ったディープラーニングを行い、物の認識の精度を高めている。その成果の1つが下の動画だ。キャラクターが植木鉢の後ろに回り込み、歩いている人を避けて走り回っている。

 2つ目はクロスプラットフォーム、マルチプレイヤーで利用できるARだ。複数人でAR体験を共有するには、各人の間に遅延があってはいけない。そのため、低遅延のARネットワーキング技術を開発したという。こちらもデモの動画を公開している。

Reported by 宮川泰明(SPOOL