DigiLensが視野角最大150度のARゴーグル用ディスプレイを開発中、サンプルゴーグルも

 ARゴーグル用のディスプレイを開発しているDigiLensは、同社のディスプレイを使ったARゴーグルのリファレンスモデルを開発しているという。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Toward Truly Glasses-sized AR: First Look at DigiLens’ AR HUD Reference Headset
https://www.roadtovr.com/toward-truly-glasses-sized-ar-first-look-at-digilens-ar-hud-reference-headset/

 DigiLensは本来ARゴーグルそのものを開発しておらず、あくまでディスプレイのメーカーだ。広い視野角を得られる"Waveguide Display"を採用しており、従来の3層構造から2層構造へ小型化する技術を発表していた。

 新しいディスプレイは2019年に登場する予定で、当面は80~90度の視野角を目指すという。さらにARゴーグルメーカーの導入をサポートするため自社でリファレンスゴーグルを作成しており、そちらでは将来的に視野角を150度まで高めるとしている。

 同社は米カリフォルニア州で開かれた「AWE USA 2018」でリファレンスゴーグルの試作品を出展した。こちらではLeap Motion製のセンサーユニットを搭載しており、ARでチェスが遊べた。ゴーグルには演算用の基盤は含まれておらず、PC等と接続して利用する。また位置トラッキングには非対応だ。位置トラッキングがないのは、まだ試作段階だからだろう。

 Road to VRは体験中の動画を公開している。
・DigiLens AR HUD Reference Headset Demo with Leap Motion
https://www.youtube.com/watch?v=AU5zbKKgN3M

 ARで表示するものを一定以上に大きくした場合、ARゴーグルの視野角が狭いと見切れてしまい、不便なだけでなく違和感にもつながる。そのためARにとって視野角は重要な課題だ。このディスプレイが製品の形で世に出るのはまだ先になるだろうが、期待してよいのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL