VR録画ソフト「Mixcast」が2.0にバージョンアップ、専用背景しで手軽に人物抽出が可能に

 2018年5月31日、Blueprint RealityはVRコンテンツの録画、配信用ソフト「Mixcast」の大型アップデート「2.0」を発表した。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。

・MixCast 2.0 Lets You Stream Mixed Reality VR Without A Green Screen
https://uploadvr.com/mixcast-2-0-lets-stream-mixed-reality-vr-without-green-screen/

 MixcastはVRコンテンツとカメラの映像を組み合わせて、コンテンツと体験者を重ねて録画、配信できるソフトだ。2.0へアップグレードしたことで、多くの機能が追加された。その中で注目すべき機能が人物の抽出だ。通常、体験者をVRコンテンツと重ねて表示するにはクロマキー合成を使う。緑や青一色の背景で人物を撮影し、背景色を透明にすることで人物だけを切り出す技術だ。しかしこれでは大掛かりなセットが必要になり、こうした映像は気軽には撮影できない。そこでMixcastは一色の背景でなくても人物だけを抽出する機能を搭載した。

 他にも、Intelの「RealSense」対応カメラなど奥行きを検知できるカメラを使って精度を高めたり、複数のカメラによる同時撮影といった機能が追加されている。

 VRにはコンテンツの魅力を体験者以外に見せるのが難しいという課題がある。VRの映像に体験者を映し込むのはその解決方法の一つだ。Mixcastはそのハードルを下げる可能性を持っている。現在はUnityとOpenVRに対応したコンテンツでしか利用できないが、将来拡張される可能性もあるという。

 Mixcastはクリエイター向けライセンスが年間49米ドルで販売されている。体験版に当たる無料版もあるため、気になる人は試してみるとよいだろう。

MixcastのWebサイト
https://mixcast.me/

Reported by 宮川泰明(SPOOL