Microsoftの触覚フィードバックに関する特許が公開

 2018年5月24日、米国の特許庁がMicrosoftのVR/Mixed Reality向け触覚フィードバックに関する特許文書を公開した。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。

・Microsoft Patents A Tactile Feedback Device For Mixed Reality
https://uploadvr.com/microsoft-patents-tactile-feedback-device-mixed-reality/

 この特許は「electrostatic slide clutch」と呼び、電気的に制御するクラッチを作る技術だ。VR内で物を持った際に指を一定以上曲げられないようにしたり、抵抗を加えたりする。

 この技術は素材の摩擦力を強めたり弱めたりする仕組みで動作する。板やシートを2枚重ね、その間の摩擦で抵抗を生む。素材は様々な種類を想定しており、柔らかな素材ならサポーターのように腕に巻くことも可能だ。文書にある図では腕と指に取り付けるイメージが示されている。

 素材の表面を加工する工夫も提示されている。導電部と絶縁部をマス目状に配置したり、素材の触れ合う面に凹凸を作って抵抗を増したりといったアイデアが図示されていた。

 VRに最適な触覚フィードバックの形はまだ分かっておらず、多くの企業が研究している。この特許もその一つだろう。ただ、文書の提出日は2017年6月となっており、およそ1年が経過して製品化に至っていないということになる。特許が将来の製品の可能性を示すことは多いが、少なくともこの技術を中心に据えたコントローラー等は登場の見込みが低いのではないかと思われる。

Reported by 宮川泰明(SPOOL