「VIVE Focus」が大幅アップデート、映像のパススルー機能やコントローラーの位置トラッキングなどを追加

 2018年5月25日、HTCは中国で販売している一体型VRゴーグル「VIVE Focus」の基本ソフトの大型アップデート「システムアップデート2.0」を発表した。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Vive Focus 2.0 Update Brings Bevy of New Features: Phone Mirroring, Pass-through Video & More
https://www.roadtovr.com/vive-focus-system-update-2-0-phone-mirroring-pass-through-video-and-more/

 システムアップデート2.0では、いくつかの機能が追加された。1つ目は「passenger mode」だ。動画を見る時など動きが少ない場合に省電力で動作し、バッテリーでの動作時間を最大1時間伸ばせるという。

 2つ目は「パススルーモード」だ。電源ボタンをダブルクリックすると、前面カメラで取り込んだ映像をそのままディスプレイに表示する。ゴーグルを外さなくても周囲を確認できるようになる。

 3つ目はmicroSDカードにアプリを直接インストールできるようになったこと。内蔵ストレージの容量が足りなくなっても増設で対応できるようになった。microSDカードは最大2TBまで対応する。

 システムアップデートのほかに、同時にHTCはVIVE Focusの追加機能を2つ発表している。PCで実行しているVRコンテンツをVIVE Focusにストリーミングする機能と、コントローラーのDoF(Degree of Freedom、自由度)のアップデートだ。

 ストリーミング機能はRiftcatの「VRidge」というアプリがベースになっているという。高性能なPCで実行したVRコンテンツをVIVE Focusと同期させることで、より高品質なコンテンツを楽しめるようになる。コントローラーは従来の3DoF(上下左右の振り向きと傾き)から6DoF(上下左右と前後の位置移動)に進化する。これにより、限定的だったコントローラーの動きが広くなり、コンテンツにも活用できる。

 VIVE Focusは現在中国でしか販売されていないが、他の地域でも販売が始まるとも報じられている。日本がその対象に含まれるかは不明だが、期待したいところだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL