Oculusが試作ゴーグル「Half Dome」の開発エピソードを紹介

 2018年5月24日、Oculusは公式ブログを更新し、今月上旬に発表したプロトタイプのVRゴーグル「Half Dome」の開発エピソードを公開した。

・Introducing the Team Behind Half Dome-Facebook Reality Labs’ Varifocal Prototype
https://www.oculus.com/blog/introducing-the-team-behind-half-dome-facebook-reality-labs-varifocal-prototype/

 Half Domeの特徴は140度という広い視野角と、焦点調節機能「varifocal technology(バリフォーカルテクノロジー)」を搭載していることだ。varifocal technologyはアイトラッキング機能と合わせて動作し、目が見ているところに焦点が合うようにディスプレイの位置を調節する。

 これは「vergence-accommodation conflict」と呼ばれる問題を解決するための施策だ。近くを見る際に両目の視線は内側に寄り、遠くを見る際には外側に開く。しかしVRゴーグルでは目とディスプレイの位置は変わらない。そこに奥行き感を出すと、目の視線は変わらないのに奥行き感が変化するという状態になる。脳は常に目と視覚情報の感覚のずれを修正する作業を続けるため、これがVRゴーグルを長時間装着した際に感じる疲れとして現れるという。ディスプレイの位置を変えることでこの違和感をなくし、長時間快適に使用できるようにするのが目的だ。

 ブログではこのvergence-accommodation conflictに取り組んだ開発チームのコメントを紹介している。内容は既報のものがほとんどだが、技術を紹介する動画や試作品の写真が掲載されている。興味のある人は上記ブログのページを開いてみるとよいだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL