ANTVRのARゴーグル「MIX」が「Kickstarter」に登場、96度と広い視野角が特徴

 2018年5月15日、ANTVRはクラウドファンディングサービスの「Kickstarter」でARゴーグル「MIX」のプロジェクトを開始した。

・MIX: The Smallest AR Glasses with Immersive 96° FoV
https://www.kickstarter.com/projects/805968217/mix-the-smallest-ar-glasses-with-immersive-96fov/description

 MIXは大きめのサングラスくらいの大きさのARゴーグルだ。本体の重量は130gと軽く、装着しても負担にならない。特徴は「Dual-Channel Mixed Optics」と呼ぶ表示方式で、これにより96度と広い視野角が得られる。代表的なARゴーグルであるMicrosoftの「HoloLens」の視野角は、公開されていないものの40度程度と言われており、MIXは非常に広いことが分かる。

 ARゴーグルは外部機器が不要な一体型の製品が多いが、MIXはPCと接続して利用する。PCの推奨スペックはかなり高く、CPUにIntelのCore i5-4590、メモリーは8GB以上、グラフィックチップはNVIDIAのGeForce GTX 960以上などとなっている。

 高い要求スペックは対応コンテンツによるところが大きい。MIXは「SteamVR」(Vlave)に対応するためだ。SteamVRのVRコンテンツの中で、背景が暗いものはその背景を透過させることでARコンテンツのように扱える。新しいAR/VRゴーグルはいつも対応コンテンツの数が問題になるが、非常にユニークな方法で解消していると言える。

 もう一つの特徴として、パートナー企業と協力してオプション品を用意している点がある。オプション品を使うことで、outside-in方式とinside-out方式の位置トラッキング、ハンドトラッキング、アイトラッキングの機能を追加できる。これらにより、様々な用途に活用できるとしている。

 オプション品があるため支援のプランの種類は多い。基本となるのは499米ドル以上のプランで、MIXとBluetooth接続のコントローラーがもらえる。他は下の画像の通り、数量限定の割り引きやオプション品との組み合わせのプランがある。

 プロジェクトは6月15日まで、目標金額は5万米ドルだが、開始から8時間で既に目標金額に到達している。日本への出荷にも対応しており、送料は60~110米ドルに設定されている。ただし無線機能があり、日本の技適を取得しているか記載がない点は注意が必要だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL