Microsoftが新型の「Kinect」を発表、AIと「Azure」を利用

 2018年5月7日~9日、Microsoftは米ワシントン州で同社の開発者向けイベント「Build 2018」を開催した。同イベントで、2017年に販売を終了したモーションセンサー「Kinect」の新モデルが発表された。

・Advancing the future of society with AI and the intelligent edge
https://blogs.microsoft.com/blog/2018/05/07/advancing-the-future-of-society-with-ai-and-the-intelligent-edge/

・Microsoft Build: Project Kinect on Azure
https://www.youtube.com/watch?v=B_BXmoTy61o

 Kinectは同社のゲーム機「XBox 360」の周辺機器として登場し、後にPC用も発売するなど安価にモーションキャプチャーができるセンサーユニットとして展開していた。今回「Project Kinect on Azure」として発表した新しいモデルはセンサーを新しくしたほか、クラウドサービスの「Azure」を通じてAIとディープラーニングを利用することで、より高精細なモーションキャプチャーが可能になるという。

 またMixed Reality対応ゴーグル「HoloLens」の開発者であるAlex Kipman氏は「Linkedin」に記事を投稿し、新しいセンサーにより消費電力が下がるほか、ディープラーニングで奥行き情報を学習させることにより、効率的にデータを扱えるようになると補足した。

・Introducing Project Kinect for Azure
https://www.linkedin.com/pulse/introducing-project-kinect-azure-alex-kipman/

 名称に「Project」とあるように、まだ製品化の具体的な予定はないようだ。PCの周辺機器としてというよりも、Azureのサービスの一貫として紹介されている点も気になる。しかし、旧モデルの販売終了を残念に思っていた人には良いニュースとなっただろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL