Oculusが次世代VRゴーグルのプロトタイプ「Half Dome」を発表、視野角が140度になり焦点を変化させる機能も搭載

 2018年5月1日と2日、Oculusの親会社であるFacebookは開発者向けの独自イベント「F8 2018」を開催した。同イベントの基調講演でOculusのMaria Fernandez Guajardo氏が登壇し、開発中のVRゴーグルのプロトタイプ「Half Dome」を簡単に紹介した。

 Half Domeの特徴は3点。視野角が140度と広いこと、アイトラッキング機能を備えていること、そして「varifocal technology(バリフォーカルテクノロジー)」を搭載することだ。

 varifocal technologyは焦点を調節する機能で、ディスプレイを前後に動かすことで装着者がVR内で見ている部分によって焦点を変化させる。現在のVRゴーグルは焦点の当たる距離を固定しているため、物を顔の近くに持ってきてもはっきりと見えるようにはならない。この機能を使うと、顔に近づけるとラベルの文字を読めるようになるといった、より現実に近い見え方の演出が可能になる。

 基調講演ではHalf Domeの内部の写真が少し公開された。ディスプレイを動かす機構や大型化したレンズが確認できる。

 もちろんプロトタイプのため、製品化の際にこれらの要素が全て導入されるとは限らない。特にvarifocal technologyはゴーグル内部に駆動部分を設けることになるため、耐衝撃性や製品寿命を考慮すると難しい部分はあるだろう。しかし、現時点でHalf Domeは完全に動作する状態まで開発できているという。

 基調講演の模様は以下のページで視聴できる(英語のみ)。VRゴーグルの話題は1時間4分40秒付近からだ。

https://developers.facebook.com/videos/f8-2018/f8-2018-day-2-keynote/

Reported by 宮川泰明(SPOOL