【ドスパラVRゲームレビュー】
 これぞVR版バトルロイヤル、最後の1人まで勝ち残れ!
 「STAND OUT」レビュー

Reported by DENPA IS CRAZY

 ここ最近のゲームシーンはいわゆるバトルロイヤルゲームが圧倒的な人気を誇っている。ブームの火付け役とも言える「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(以下、PUBG)」は同時接続人数300万人以上、「Fortnite Battle Royale」は340万人を越えるなど圧倒的な盛り上がりを見せている。

 このバトルロイヤルジャンルの盛り上がりはもちろんVRシーンにも訪れている。それがそれが今回紹介する「STAND OUT」だ。一言で言ってしまうと“VR版PUBG”という作品で、約30人のプレイヤーが1つの島に降り立ち、徐々に狭くなっていく安全エリアの中を移動しながら、装備を現地調達、他のライバルを全員倒し、最後の1人になれば勝利、という作品である。基本的なゲームシステムは文字通りそのままなのだが、これがVRの没入感とあわさると、他のタイトルでは味わえない緊張感や没入感を感じることができる。

 基本的な操作は多くのVRシューターと変わらない。タッチパッドで移動、グリップボタンでアイテムを掴み、トリガーで銃を撃つ。1点注意が必要なのが移動はスライド移動のみとなる。おそらくゲームシステム上ワープ移動を実装していないと思われるが、VR酔いしやすい方は休憩を挟みながらプレイするなど、少し気をつけたほうが良いだろう。

 非VRのバトルロイヤルゲームではボタン1つでしゃがんだり、走ったりと体勢を変更するのは簡単だが、本作ではプレイヤー自身の姿勢がゲーム内に反映される。しゃがむ時はリアルでもしゃがむ必要があり、走りたい時はちゃんと立って移動する必要がある。これが没入感を増していてなかなか面白い。しゃがんで身を隠しながら、そっと窓から外の様子を確認する。敵がいないことを確認したら、立ち上がりダッシュで次の遮蔽物まで走り……いった具合だ。

 さらに没入感を高める仕組みとして、いわゆるHUD表示(画面にヒットポイントや弾数などを表示するもの)がないことが挙げられる。残り体力の表示もないし、マガジンの中に何発弾が残っているかわからないため、いざ敵と対面したときに弾がなくなっていたり、逆に無駄にリロードしてしまい弾を無駄使いしてしまったりとリアル感がある。リアル感と言えば、銃はリロード後コッキングをする必要もあるので、初めて使う武器などはリロードの仕方すらわからないという、変なリアル感も感じられる(笑)

 一方没入感を高めることに専念したためか、いわゆるバッグやインベントリといった要素がない。それではどうやって予備の弾丸や回復役を持ち歩くかと言うと、自分の体に貼り付けて持ち歩くのだ。これはなかなかシュールな構図である。ちなみに筆者は体験したことがないが、他のプレイヤーに近づくと奪い取ることもできるとのことで、それはそれで面白いかなと思う。

 グラフィックスは荒く、ゴツゴツしたポリゴンに低解像度なテクスチャが貼ってあったりと、レガシーな印象を感じる。またマップも荒削りで、地形に嵌ってしまうような部分があったり、建造物が少なかったり、アイテムの配置にばらつきがあったり……と細かい点は気になるものの、バトルロイヤルというジャンルのコアなゲーム部分はきっちり作られており、かなり満足度の高い作品である。

 ゲームの展開も早く、15分程度で1試合は終わる(途中で倒されるともっと短くなる)し、複数回プレイするとアバターを入手できるという定番のシステムがあり中毒性が高い。発売からある程度時間は経っているものの、時間帯を問わず早ければ数十秒、長くても3,4分でマッチングされるので参戦するタイミングとしてはまだまだ遅くないという印象だ。

 グラフィックスなど細かいところはどうでもいいので、「VRでバトルロイヤルがやりたかったんだ!」という思いがひしひしと伝わってくるような作品である。まだまだ参戦タイミングとしては遅くないので、ぜひプレイしてみて欲しい。

・STAND OUT : VR Battle Royale
https://store.steampowered.com/app/748370/STAND_OUT__VR_Battle_Royale/

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