「VIVE Pro」のフルセットが発売、「SteamVR Tracking 2.0」対応のアクセサリーが付属

 2018年4月23日、HTC NIPPONは「VIVE Pro」を発売した。価格は製込みで17万5910円。新しいトラッキング技術の「SteamVR Tracking 2.0」に対応した「ベースステーション2.0」とコントローラーが2個ずつ付属する。

 同社は4月6日に「VIVE Pro HMD(アップグレードキット)」を税込み10万1520円で発売していたが、こちらはゴーグル単体での販売で、既存の「VIVE」に付属していた「SteamVR Tracking 1.0」対応のベースステーションとコントローラーを使うのが前提になっていた。今回、2.0対応のセットが登場したことで、VIVE Proの本来の性能を引き出せることになる。

 ベースステーション2.0を使うメリットは、トラッキング範囲が広くなることだ。2個使用時の範囲は最大6×6m、(まだ正式な仕様ではないが)4個使用時は最大10×10mとなる。従来のベースステーションでは2個で約3.5×3.5m(3個以上は利用不可)なので、最大範囲は大幅に広くなる。

 ただし良いことだけではない。ベースステーション2.0は従来のVIVEやコントローラーをトラッキングできないため、VIVE Proや新しいコントローラーで利用する必要がある。従来のベースステーションはVIVE Proや新しいコントローラーにも対応するため、互換性の点で見るなら従来のベースステーションの方が優れている。レアケースになると思われるが、1つのエリアでVIVEとVIVE Proを同時に使う場合は注意が必要だ。

 下は同社の公開している対応表。表内の「CE」は「Consumer Edition」、「BE」は「Business Edition」で、基本的な仕様は同じだ。

 アップグレードキットの発売から1ヵ月も経たないうちに2.0対応のフルセットが登場したことに驚いた人も多いのではないだろうか。新しいベースステーションとコントローラーは単体での販売も予定されているが、発売時期や価格は未定。アップグレードキットを購入した人がSteamVR Tracking 2.0を体験できるのはもう少し先になってしまいそうだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL