「SteamVR」が「Auto-Resolution」機能を追加、GPU性能に応じて解像度を自動調整可能に

 2018年4月5日、ValveはVRプラットフォーム「SteamVR」のアップデートを実施し、VRゴーグルの解像度に関する機能を追加した。「Per-Application Settings」と「Auto-Resolution」だ。

・SteamVRのアップデート情報のページ
https://steamcommunity.com/games/250820/announcements/detail/1658889109634914493

 Per-Application Settingsはアプリごとに異なる設定を保存できるという機能。今のところ設定できるのは画面の解像度だけだが、対象となる項目は今後増えていくと思われる。

 Auto-Resolutionは、使用しているグラフィックチップ(GPU)によって自動的に解像度を変更する機能だ。高性能なGPUを使っているのであれば描画時の解像度が上がり、より高精細な映像が得られる。反対に、VRゴーグルの本来の解像度で利用するにはGPUの性能が不足している場合は、解像度を下げてより快適に動作するように設定する。

 ただし、この機能で下げられる解像度の下限はHTCの「VIVE」やOculusの「Rift」と同じ1080×1200ドット×2まで。両者の推奨環境を下回るGPUでも快適に動作させられるようにするという機能ではない。

 PC用のVRゴーグルはしばらくVIVEとRiftしか選択肢がなく、両者はディスプレイの解像度が同じであるため、こうした機能は不要だった。しかし「VIVE Pro」やWindows Mixed Reality対応VRゴーグルなど、異なる解像度のディスプレイを採用する製品も出てきた。ユーザーの環境が多様化する流れに対応した機能と言えるだろう。起動時に自動で設定するためユーザーが意識せずに恩恵を受けられる点も魅力だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL