「Magic Leap One」がソフトメーカーに出荷を開始、ただし秘密主義は変わらず

 Magic Leapは公開している製品情報が少ないことで知られるARゴーグルメーカーだ。2017年12月に最初の製品となる「Magic Leap One」の写真と主要な機能を公開したものの、細かな仕様や発売時期などは不明なままだ。そのMagic Leap Oneが、ついに一部のソフトメーカーに出荷された。海外ニュースサイトの「Bloomberg」が報じた。

・Magic Leap Ships First Set of Devices Under Tight Security Constraints
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-03-30/magic-leap-ships-first-set-of-devices-under-tight-security-constraints

 Magic Leap Oneはハイエンド志向のARゴーグルだ。ゴーグルは「Lightwear」と呼び、外部ユニットの「Lightpack」とつないで使用する。「Digital Lightfield」というARで表示する物体をよりリアルに見せる技術を採用するなど、意欲的な製品だ。多くのARゴーグルは機能を限定的にする代わりに小型化し、大きめのサングラス程度のサイズに収めることが多い。本製品のアプローチは正反対で、かさばる代わりに高品質、多機能をアピールしている。

 一般的に、こうした製品は早い段階で試作品が公開され、コンテンツの開発者に出荷されればそこから写真や仕様がリークされるものだ。ところが、Magic Leapは開発者にも情報の取り扱いに厳しい制限をかけているという。製品の取り扱いにも制約があり、保管する際には施錠できる金庫などに入れる必要がある。あまりに厳しい制約に、開発用のゴーグルの受け入れを諦めた開発者もいたという。

 発売時期は年内としか分かっていないが、開発者向けの出荷が始まったというのは朗報だろう。もうしばらくしたら、体験できる機会も出てくるかもしれない。

Reported by 宮川泰明(SPOOL