「Rift」が一時使用不能に。原因は証明書の期限切れ

 2018年3月8日、Oculusの「Rift」が使えなくなるという事態が発生した。Riftの基本ソフトがエラーを出し、起動できなくなったためだ。Oculusは公式フォーラムで問題を認め、対策に乗り出した。本稿の執筆時点で既に問題は解決しているものの、Riftのユーザーは自分でパッチを実行する必要がある。

・Oculus Runtime Services - Current Status
https://forums.oculusvr.com/community/discussion/62715/oculus-runtime-services-current-status

 エラーメッセージはソフトの初期化(使用可能な状態にすること)に失敗した、というもの。初期化できなかった原因は、ソフトがOculusの正規のものであることを確認する「software certification(ソフトウェア証明書)」が期限切れになっていたこと。基本ソフトは起動時に確認を行っていたため、エラーとなって強制終了していたというわけだ。

 ソフトウェア証明書が利用可能になった後も、もう一つ問題があった。ユーザーのPCにインストールされているソフトは既に証明書が期限切れになっており、自動更新のパッチも受け付けない状態だったためだ。そこで、Oculusは手動で実行するパッチを公開した。下記ページで「Download Install Patch」をクリックし、実行すればよい。改めて基本ソフトを起動すると、自動更新が始まるとしている。

・パッチのダウンロードページ
https://www.oculus.com/rift-patch/

 もしくは、新しくソフト全体をダウンロードし、インストールし直してもよい。

・「Oculus ソフトウェア」のダウンロードページ
https://www.oculus.com/setup/

 重要な点は、一度エラーが出るとユーザー自身がパッチ等をダウンロードして実行するまで直らないということだ。いくら待っても自然には解決しない。Oculusのアカウントを持っている人にはメールでアナウンスが来ているものの、手順の解説ページは英語であり、PCや英語が得意ではない人には少しハードルが高い。この点でかなり深刻なトラブルと言える。

 今回のトラブルを踏まえて、Oculusはストアで利用可能なポイントを15米ドル相当付与すると発表している。対象は、2018年2月1日以降にRiftを利用した全ユーザーで、1週間以内に実施される予定だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL