「SteamVR Tracking 2.0」対応のベースステーションが開発者向けに出荷開始

 2018年3月3日、HTCの新型ベースステーションが届いたとVRゴーグルを開発しているGameFace LabsがTwitter上で報告した。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Hardware Developers Are Now Receiving SteamVR 2.0 Base Stations
https://www.roadtovr.com/developers-now-receiving-steamvr-2-0-base-stations/?platform=hootsuite

 HTCは「VIVE」シリーズに「SteamVR Tracking」という位置トラッキングシステムを採用しており、より広いエリアで利用可能になるバージョン2.0の開発を進めている。2017年11月には2018年初頭にOEM向けの出荷を始めるとしていた。同社は同時にエンジニアリングサンプルのリクエストも受け付けており、今回報告があったのはサンプル版の方だ。

 「SteamVR Tracking 2.0」対応のベースステーションは同期の手法が1.0と異なるため、互換性がない。しかし、その分小型化や静音化、省電力化、コストダウンといったメリットが得られるという。現行モデルは直販で1個当たり約135米ドル(1万7000円)だが、2.0対応モデルのOEM向け価格は1個当たり60米ドルだ。OEM版は簡易パッケージで出荷され、注文の単位も45個と多いため、小売り価格と単純比較はできない。しかしその差は2倍以上あるので、ある程度の価格低下は期待してよさそうだ。

 もっとも、今のところSteamVR Tracking 2.0に対応するVRゴーグルはなく、HTCが1月に発表したばかりの「VIVE Pro」が唯一対応をうたっている。VIVE Proの発売日は未定なので、一般ユーザーが利用できるようになるにはもう少しかかりそうだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL