「Tracker」も「SteamVR Tracking 2.0」対応へ

 HTCは、「VIVE」の周辺機器として販売している「Tracker」の新モデルを公開した。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Updated Vive Tracker With SteamVR 2.0 Tracking Shown at MWC 2018
https://www.roadtovr.com/mwc-2018-htc-vive-tracker-with-steamvr-tracking-2-0/

 新型Trackerは2月26日から3月1日にかけてスペイン、バルセロナで開催されている「MWC(Mobile World Congress) 2018」で公開された。価格や発売時期は未発表だ。Trackerは位置トラッキング機能だけを独立させた周辺機器で、利用するとトラッキング機能のないものをVR内で認識できるようになる。

 SteamVR Tracking 2.0は、トラッキングの動作の仕組みを変更したことで3個以上のベースステーションを同時に利用できる。その分広いエリアでトラッキング可能になり、利用シーンが広がることが期待されている。その代わり現行のバージョン1.0との互換性はない。

 SteamVR Tracking 2.0を利用するにはセンサーチップの「TS4231」を搭載する必要がある。TS4231はバージョン1.0にも対応するため、これを搭載していると思われる「VIVE Pro」は1.0/2.0のどちらのベースステーションでも利用できる。一方で現行のVIVEは2.0対応のベースステーションには非対応となる。

 今回明らかになった新型TrackerがTS4231を採用しているかは不明だが、そうであるなら1.0/2.0両対応となるため、現行モデルの純粋な上位機種となる。HTCが現行モデルを家庭向けとして販売し始めたのは2017年11月。購入自体は2017年3月からできたが、あくまで開発者向けだった。まだ家庭向けとしての展開からおよそ4ヵ月しかたっていないことも考慮すると、1.0への対応を切ってしまうのは得策とは思えない。あくまで筆者の予想だが、新型Trackerは1.0/2.0両対応となるのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL