Qualcommが「Snapdragon 845」搭載VRゴーグルの動作デモを実施

 スマートフォンや一体型VRゴーグルなどで使われるCPU(SoC)を手がけるQualcommが、一部のアナリストに開発中の「Snapdragon 845」を搭載したデバイスを開示した。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。

・Benchmarking Snapdragon 845 And Testing A New Qualcomm Reference Headset
https://uploadvr.com/qualcomm-reveals-snapdragon-845-performance/

 上記記事を執筆したのは技術分野のアナリストであるAnshel Sag氏。QualcommのオフィスでSnapdragon 845搭載デバイスの実機をテストした。デバイスの中には一体型VRゴーグルも含まれていたという。

 Snapdragon 845は、2017年12月に発表した次世代のフラグシップCPU。前世代のSnapdragon 835からグラフィック性能が約30%向上したと発表されていた。Anshel氏がグラフィックテストの「GFXBench」(Kishonti)を試したところ、実際にSnapdragon 835を搭載した「Pixel 2 XL」(Google)から30%ほどの性能向上が見られたとしている。総合ベンチマークテストの「Antutu Benchmark」(Antutu)でも約30%高いスコアが得られている。上記記事では、具体的なスコアはないものの、他製品との比較グラフが掲載されている。

 Snapdragon 845は電力効率も改善しており、Snapdragon 835と同じ性能になるように動作させた場合は20~30%長い時間動作させられるという。バッテリーを長くもたせるか、その分小型化するかはメーカーの設計次第だが、そのいずれでも大きなメリットとなるだろう。

 まだどのメーカーもSnapdragon 845搭載デバイスを発表していない。しかし、Qualcommに動作するデバイスがあるということは、それほど遠くない将来に登場することは期待してよさそうだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL