inside-out方式の位置トラッキングを安価に導入、Occipitalがライセンスを提供

 深度センサーなどを開発しているOccpitalが、VRゴーグルに位置トラッキングを安価に組み込むためのサービスを始めた。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。

・Hands-On With Occipital’s Lighthouse-Level Inside-Out Tracking System
https://uploadvr.com/occipital-lighthouse-level-inside-out-tracking/

 位置トラッキングがVR体験を豊かにすることは間違いないが、導入コストが高いことは大きな課題だ。ハイエンドVRシステムであるHTCの「VIVE」やOculusの「Rift」はベースステーションや外部センサーを使うため、どうしてもコストが高くなってしまう。そこでVRゴーグル単体で位置トラッキングができるinside-out方式が注目されている。

 inside-out方式は、VRゴーグルが搭載したカメラで撮影した映像を解析して位置情報を取得する。導入にあたって課題となるのは、解析の精度や処理の軽さといったノウハウだ。そこでOccpitalは制御ソフトのライセンス販売を始めた。コンシューマー向けのVRゴーグルなら、1万台までは無料、10万台までは1台当たり10米ドル、それ以上なら7米ドルと安価に設定した。販売価格が700米ドルを超える業務向けのVRゴーグルの場合、販売価格の3%となる。

 上記記事では「CES 2018」に出展していた同社のデモにも触れており、位置トラッキングだけでなく障害物の検出も可能だったとしている。

 位置トラッキングを導入するハードルが下がれば、対応する製品やコンテンツも増えると思われる。今後、低価格でも位置トラッキングに対応する一体型VRゴーグルが増えるかもしれない。

Reported by 宮川泰明(SPOOL