VR向け体感シートが140万ドルの資金を調達、アーケードへ展開予定

 VR関連機器メーカーのPositronが、VR向けの体感シート「Voyager」の量産モデル開発のため、140万米ドルの資金調達を行った。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Positron Closes $1.4 Seed Funding to Develop Next Gen of Its VR Motion Chair
https://www.roadtovr.com/positron-closes-1-4-seed-funding-develop-next-generation-vr-motion-chair/

 VoyagerはPCを内蔵したシートだ。コンテンツに合わせて回転したり、傾いたりすることでより高い没入感が得られる。回転は360度、傾きは35度まで可能。複数台を並べて設置し、同期させて多人数に対して同時にコンテンツを提供することもできる。

 Voyager自体は既に動作する形で完成している。2018年1月18~28日に米ユタ州で開催された「Sundance Film Festival 2018」において、「Space Explorers: A New Dawn」の上映に使用された。ただ、まだ販売はしておらず、メーカーの公式サイトによるとイベント等への貸し出しのみ行っているようだ。今回調達した資金は次世代の量産モデルの開発に当てられる。

 次世代のVoyagerでは、インタラクティブ性や位置トラッキング、香り、風といった最先端の機能を取り入れるとしている。家庭ではできないプレミアムな体験を提供し、映画館やVR体験施設などに納入する予定だ。

 1台1台が独立していることから、導入する規模を自由に選べる点は面白い。日本への展開も期待したいところだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL