AiSolveがモジュール化したアーケード向けVRシステムを開発、プレイエリアを拡張可能

 英国のメーカーであるAiSolveは、プレイエリアをカスタマイズできるユニークなアーケード向けVRシステムを開発している。小規模ながら出荷を開始しているという。海外ニュースサイトの「Road to VR」が紹介した。

・WePlayVR is a Modular VR Attraction in-a-box Made for Family Venues
https://www.roadtovr.com/weplayvr-pod-vr-attraction-in-a-box-family-entertainment-center/

 このシステムは「WePlayVR」という名称。プレイエリアを区切る壁やオペレーター用の端末が一体化したきょう体だ。公式のWebサイトによると、設置には一人用のきょう体で3.6×4.25mのスペースが必要となる。システムはVRゴーグルやバックパック型PCも含む。ルームスケールのVRを体験するための環境一式をパッケージ化したものと考えてよいだろう。

 モジュラー方式を採用しているため、壁を外してプレイエリアを増やし、多人数用に改築したり、プレイエリアの形状を変えたりできる。WePlayVRに合わせた専用のコンテンツを用意することで、より没入感のある体験を提供できるという。

 オペレーター用の端末はコンテンツの開始や停止、PCの再起動といった必要な機能をタッチパネルのインターフェイスでまとめた。これにより、PCのセッティングや「Steam」(Valve)の操作といった作業が不要になり、スタッフのトレーニングが容易になるとしている。

 価格はVRゴーグルが2個とバックパックPC、コントローラー、ゲーム1タイトルが付属した基本セットで5万5000米ドル。より大規模な環境を作る場合は応相談となる。ゲームは年間ライセンスの形式で、2年目以降は1500米ドルの費用が発生する。

 側面にレースゲーム向けきょう体を追加するオプションも用意している。プレイエリア内のプレイヤーとリンクしたコンテンツも開発しているという。

 アーケード向けとして開発しただけあり、機能だけでなく運用まで考慮した設計になっている点は興味深い。比較的小規模なシステムのため日本市場に向いているようにも思える。日本国内での展開も期待したいところだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL