HTCが「VIVE Pro」と無線アダプターを「CES 2018」で発表

 2018年1月9日~12日、米ラスベガスで大規模な電子機器の見本市「CES 2018」が開催されている。HTCは同イベントで、VRゴーグルの新モデル「VIVE PRO」と無線アダプター「VIVE Wireless Adaptor」を発表した。

・HTC VIVE Raises The Bar For Premium VR With New VIVE PRO Upgrade And Wireless VIVE Adaptor
https://blog.vive.com/us/2018/01/08/htc-vive-raises-bar-premium-vr-new-vive-pro-upgrade-wireless-vive-adaptor/

 VIVE PROは様々な面で現行のVIVEをアップグレードしたモデルだ。ディスプレイは1440×1600ドットの有機ELパネルを2枚内蔵する。現行のVIVEは1080×1200ドット×2なので、画素数は約78%増加している。

 本体正面にステレオカメラのような物も新規に搭載されているが具体的な用途はいまのところ不明だ。

 ヘッドストラップ部もヘッドホンを内蔵、頭部への固定方法も変更され、構造は「VIVE デラックス オーディオ ストラップ」に近くなった。ヘッドホンはアンプとノイズキャンセル機能を搭載している。固定方法は面ファスナーから後頭部のダイヤルで締め付けと開放を調節する方式に変更。着脱がしやすくなった。重量バランスも重心が中央に来るようにデザインされているという。

 位置トラッキングには既存のベースステーションが利用できるほか、近く登場予定の「SteamVR Tracking 2.0」対応の新型ベースステーションでも利用できるという。発売時期や価格は未定だが、近日中に発表される予定だ。

  VIVE Wireless AdaptorはVIVEとVIVE PROを無線で利用するためのアクセサリーだ。Intelの60GHz帯を利用した近距離高速無線通信技術の「WiGig」を採用している。こちらは第3四半期に登場予定で、価格や詳細な仕様は公開されていない。

 VIVE PROは各所に改善を施し、現行モデルからの順当なバージョンアップと言えそうだ。ディスプレイの解像度が上がったことに伴い、接続するPCへの性能要求も上がると思われる。そのためか、HTCはラインアップを一気にVIVE PROへと切り替えるのではなく、2018年の間は現行のVIVEもエントリーモデルとして併売するとしている。現行のVIVEを値下げするのか、VIVE PROをより高い価格帯に置くのかも今後注目すべきポイントになるだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL