Magic Leapが製品の写真を公開、出荷は2018年内の予定

 2017年12月20日、ARゴーグルを開発しているMagic LeapはWebサイトを更新し、同社の初めての製品となる「Magic Leap One」の外観を公開した。

・Magic Leapの公式サイト
https://www.magicleap.com/

 Magic Leapは具体的な製品の発売や発表がないまま多額の資金を集めたことで知られる。Googleなど世界的に有名な企業が出資していることもあり、注目されている会社だ。一般的にベンチャー企業は試作品やコンセプトモデルを公開して人々の反応を見るものだが、同社は徹底して製品に関する情報を公開しないできた。今回、製品の写真を公開したのは発売の目処が立ったということなのだろう。

 Magic Leap Oneの特徴は、「Digital Lightfield」という技術だ。「lightfield」は明視野とも呼ばれ、物体が反射した光を見る観測方法を指す。光が当たった物体が見えるという、人が目で物を見る際に使っている方式だ。光源の強さや方向で見え方が変化する。Digital LightfieldはARで表示する物体でこれを再現し、現実世界とより調和させ、リアルに見えるようにする。

 センサーにより、周囲の環境を検知、保存する仕組みもある。例えば机の上に置いたARのコップはその場に残る。離席した後でも戻ってくればそこにあるということだ。

 Magic Leap Oneはゴーグルの「Lightwear」、本体の「Lightpack」、専用コントローラーで構成される。ARゴーグルはゴーグル部に全ての機能を搭載することが多いため、珍しい仕様だ。機能を盛り込むためには、内蔵可能なほど小型化するのが難しかったのだろう。

 公式サイトでは2018年に出荷すると明記しており、ニュース配信を受けるための登録を受け付けている。現状は価格やコンテンツについてまだ分からない上、日本へ出荷されるかも不明な状態だ。しかし意欲的な製品だけに、気になる人も多いのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL