ジャパンディスプレイがVR向けの液晶ディスプレイを開発、803ppiと高密度

 液晶パネルを開発、販売しているジャパンディスプレイが、VR向け液晶パネルの新モデルを発表した。特徴は3.6型で803ppi(pixel per inch、1インチ当たりの画素数)と画素密度が高いことだ。

・高精細VR専用液晶ディスプレイ803ppiを開発
http://www.j-display.com/news/2017/20171212.html

 新しい液晶パネルのサイズは3.6型で解像度は1920×2160ドット。液晶方式はIPSだ。VR向けのためリフレッシュレートは90Hzと高めに設定されている。応答速度は「中間応答のワーストケース」で4.5ミリ秒としている。注目すべき点はやはり画素密度で、803ppiだ。画素の密度が高いと映像が鮮明に見えるほか、画素間の隙間が見えてしまう「スクリーンドアエフェクト」が発生しにくくなる。

 803ppiと言われてもピンとこない人も多いだろう。この数字はHTCの「VIVE」と比べてかなり高い。HTCはVIVEで採用している有機ELディスプレイの画素密度を公開していないが、修理情報サイトの「iFixit」の分解記事によると実測で447ppiだ。

・HTC Vive Repair
https://jp.ifixit.com/Device/HTC_Vive

 VRゴーグルには応答速度で優れる有機ELディスプレイが採用されるケースが多い。しかし有機ELパネルは液晶パネルと比べて高価で、VRゴーグルの価格を下げられない一因となっている。そこで一部のメーカーはVR向けの液晶パネルを開発しており、Windows Mixed Rreality対応VRゴーグルなどで採用例も出てきている。今後は低価格化のためだけでなく、性能面のメリットで積極的に液晶パネルが選ばれるようになるかもしれない。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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