Qualcommが新型CPU「Snapdragon 845」を発表、グラフィックス性能は30%向上

 2017年12月7日、Qualcommはモバイル向けCPUの新モデル「Snapdragon 845」を発表した。既にサンプルの出荷が始まっており、搭載デバイスも2018年の早い時期に発売されるという。

・Qualcomm Snapdragon 845 Mobile Platform Introduces New, Innovative Architectures for Artificial Intelligence and Immersion
https://www.qualcomm.com/news/releases/2017/12/06/qualcomm-snapdragon-845-mobile-platform-introduces-new-innovative

 「Snapdragon」は同社の開発、販売しているモバイルデバイス向けのCPU(SoC)で、Snapdragon 845はそのフラグシップモデルとなる。CPU部分に8コアの「Kyro 385」、グラフィック部分に「Adreno 630」を採用し、前モデルの「Snapdragon 835」から全体的に性能が底上げされている。グラフィックの性能は30%向上したとしている。省電力性もアピールしており、ビデオキャプチャー、ゲーム、AR/VRアプリを実行する際の消費電力は30%低下しているという。

 同社はAR/VRの分野にも力を入れており、最近は「XR(eXtended Reality)」という言葉を使ってアピールしている。XRとはAR、VR、MRをまとめた言葉だ。MR自体がMicrosoftの定義ではARとVRを統合した考え方なので、特別新しい概念ではない。似た意味の用語が増えるとややこしくなる懸念はあるものの、同社がこの分野で存在感を出していくという表明なのだろう。

 モバイルVRのジャンルでは、CPUの性能がボトルネックになりやすい。同社がAR/VRを意識してCPUを開発するのであれば、モバイルVRの体験をより良くできることは間違いない。まずはスマートフォンで採用が始まると思われるが、一体型VRゴーグルの登場も期待したいところだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL