「Rift」版の「TPCAST」がイベントで動作デモ、海外では年内に登場予定

 2017年11月21日に米カリフォルニア州で開催された「SVVR(Silicon Valley Virtual Reality)」のミートアップの会場で、VRゴーグルを無線化するアダプター「TPCAST」の「Rift」対応版の動作デモが行われた。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・TPCAST Shows Off Oculus Rift Wireless Module, Due Out By Year's End
https://www.roadtovr.com/tpcast-shows-off-oculus-rift-wireless-module-due-out-by-years-end/

 「TPCAST」は同名の会社が開発している製品。元々はHTCの「VIVE」用のアクセサリーとして開発されたものだ。今年の10月にはOculusのRiftに対応するバージョンも開発していると発表していた。上記記事によると、動作デモを行ったのは今回が初めてだ。

 Road to VRはミートアップに参加していたJon Oakes氏のメッセージを紹介している。内容は、動作は快適だったというもの。スペースの制約により動作範囲の限界を試すことはできなかったものの、VIVEのルームスケールの範囲ではきちんと動作していたという。首を素早く動かしてもガタつきは感じなかったとしており、転送速度や遅延の心配はなさそうだ。

 会場にはTPCASTの北米担当ゼネラルマネージャー、Udi Yuhjtman氏がおり、関連する情報を語った。価格はVIVE版と近く、およそ300米ドルになる予定。VIVE版とRift版は近い部分と異なる部分があり、通信部分はほぼ同じなのでFCC(米国で無線機器を利用するための認証制度、日本における技適に近い)の認証は改めて取得する必要がないが、ケーブルの相違によりモジュールを相互に交換することはできないという。

 国内ではVIVE版の発売も来年2月の予定なので、Rift版が購入できるのはまだ先になりそうだ。ケーブルなしでVRゴーグルを使えるメリットは大きい。価格は安くないものの、期待している人も多いのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL