HTCが「Daydream」対応の一体型VRゴーグルをキャンセル

 GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」。第一世代はスマートフォンを使ったモバイルVRだった。同社は次の世代は一体型ゴーグルになると発表しており、実際の製品はパートナー企業から発売するとしていた。パートナーとしてはHTCとLENOVOを挙げていた。そのHTCが、予定していたDaydream対応ゴーグルの発売をキャンセルしたという。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・HTC Scraps Plans to Bring Daydream-based Vive Focus to Western Markets
https://www.roadtovr.com/htc-cancels-plans-vive-focus-standalone-daydream-us-europe-western-markets/

 記事によると、2017年11月13日に中国、北京で開催されたイベント「Vive Developers Conference」でHTCの発表した「VIVE FOCUS」はDaydream対応ゴーグルと同じものであるという。ただし、コンテンツを購入するストアがDaydreamのものではなく独自の「Viveport」となる。先に中国で発売し、後にDaydreamのストアが使えるバージョンを欧米など他の地域に出荷するはずだったが、それが中止になった形だ。

 理由は不明だが、Road to VRはライバルとなるOculusが200米ドルの「Oculus Go」を発表したり、「Santa Cruz」試作品を公開したりと一体型VRゴーグルに力を入れていることが影響しているのではないかと指摘した。

 VIVE FOCUSはあくまで中国市場向けの製品であり、日本市場に進出する可能性は低いだろう。VIVEの日本語サイトでも紹介されており、国内展開が期待できたDaydream版がキャンセルとなったのは残念だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL