VR内を歩く靴のプロトタイプが「Indiegogo」に登場

 2017年11月8日、クラウドファンディングサービスの「Indiegogo」にVRで使う靴「Vortrex」が登場した。投稿したのは、「怪しい伝説」(原題は「Mythbusters」)という実験・検証番組に出演していたJamie Hyneman 氏だ。

・Jamie Hyneman's Virtual Reality Electric Shoes
https://www.indiegogo.com/projects/jamie-hyneman-s-virtual-reality-electric-shoes-vr#/

 VR内を歩く際、これまではあらかじめ決めた範囲内で動いており、一方向に継続して進むことはできなかった。その制約を外すための試みもあるが、既存のシステムでは体を固定する仕組みが必要で自由とは言い難かった。そこでJamie氏は靴底のローラーで使用者の位置を保つ仕組みを考えた。歩いた分だけ後ろに下がるので、使用者の位置は変わらないというコンセプトだ。

 今回のファンディングは最終製品のためのものではない。「第7世代のプロトタイプ」を作るための企画だ。そのため支援のリワード(報酬)は「製品化した際の割り引き」またはJamie氏の選んだ「サバイバルキット」となる。サバイバルキットは同氏の普段使っているペンライトや十徳ナイフなどで、VRとは特に関係がない。同氏のファン向けのアイテムと考えてよいだろう。

 コンセプトは面白いものの、まだ製品化のめどが立っていないこと、転倒リスクへの対策がないなど課題は多い。今回の目標金額は50,000米ドル。製品が受け取れないプロジェクトとしては高い目標だが、有名人によるファンディングということもあり、注目度は高いようだ。初日で既に6,000米ドル以上が集まっている。

Reported by 宮川泰明(SPOOL