NVIDIAが「GeForce GTX 1070 Ti」を発表、11月2日に発売予定

 2017年10月27日、NVIDIAはグラフィックスチップの新モデル、「GeForce GTX 1070 Ti」を発表した。同社の命名規則の通り、既存の「GeForce GTX 1070」と「GeForce GTX 1080」の間のモデルとなる。搭載ボードは11月2日に各ボードメーカーから発売予定だ。

・Gamers Rejoice - GeForce GTX 1070 Ti Coming Nov. 2
https://blogs.nvidia.com/blog/2017/10/26/geforce-gtx-1070-ti/

 主な仕様は以下の通り。参考のため、表にはGeForce GTX 1070とGeForce GTX 1080も掲載した。

 GeForce GTX 1070 Tiは、これまでのGeForce GTX 10シリーズ同様「Pascal」アーキテクチャーを採用したチップだ。GeForce GTX 1070と比べて、3D描画性能に直結するシェーダー(CUDAコア)の数が512個も増えている。Pascalアーキテクチャーは128個のシェーダーを1つの「Streaming Multiprocessor」として扱うため、増減する場合は128個単位となる。つまり、GeForce GTX 1070 Tiのシェーダー数はGeForce GTX 1080に追い付かないぎりぎりの仕様だ。

 ベースクロックでもGeForce GTX 1070 TiはGeForce GTX 1070を上回るが、ブーストクロックは同じ。より高いクロックで動作する時間が長いと解釈して良さそうだ。GeForce GTX 1080はブーストクロックがさらに高いため、ここでも差別化されていると言える。

 GeForce GTX 1070 TiのメモリはGDDR5で容量は8GB。転送速度も含めてGeForce GTX 1070と同じだ。GeForce GTX 1080はより高速なGDDR5Xを採用しており、ここが最も大きな違いとなっている。

 仕様を見比べた限り、GeForce GTX 1070 TiはGeForce GTX 1070よりGeForce GTX 1080に近い印象を受ける。メモリーの差が現れる場面以外はGeForce GTX 1080に迫る性能を見せると予想される。VRコンテンツの利用も余裕だろう。ただ、消費電力もGeFoce GTX 1080と同じ180Wに設定されている。補助電源端子は8ピン1個で済むため実使用上の問題は少なそうだが、消費電力はしっかり増えていることは覚えておいた方がよさそうだ。

 価格は、同社のブログでは449米ドルとなっている。国内価格は製品ごとに異なるが、発売直後は高めに設定される場合が多い。購入を検討する場合は、GeForce GTX 1080など他のモデルと比較して納得できる価格か見極めるとよいだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL