大日本印刷がスクリーンドアエフェクトを軽減するフィルムを開発

 2017年9月6日、大日本印刷はVRゴーグルなどでの利用を想定した特殊なフィルム「DNP ヘッドマウントディスプレイ用画素隠蔽フィルム」を発表した。画質を改善し、没入感を高めるという。

・ヘッドマウントディスプレーのよりリアルな世界を実現
http://www.dnp.co.jp/news/10138577_2482.html

 VRゴーグルなどのヘッドマウントディスプレイは、内蔵した小型ディスプレイを特殊なレンズを通して見ることで広い視野角を得ている。その際、レンズでディスプレイを拡大するため、画素とその間(発色していない黒い部分)が見えてしまう場合がある。いわゆる「スクリーンドアエフェクト」と呼ばれる現象だ。今回のフィルムは光の拡散を制御することで画素の隙間を見えにくくするという。下の画像は上がフィルムなし、下がフィルムありのイメージだ。

 これまでのスクリーンドアエフェクトへの対策は、ディスプレイの高密度化が主流だった。高密度化するということは、ディスプレイをより小型にする、または解像度を高める必要がある。いずれもディスプレイメーカーに依存することになる。このフィルムと同社のレンズを使うことで、ディスプレイとは別のアプローチが取れるようになる。

 大日本印刷は年内にヘッドマウントディスプレイのメーカーやゲーム機器のメーカーなどに提供を始めるとしている。

Reported by 宮川泰明(SPOOL