驚くほどリアルな「人」がVR内で動く、「MEETMIKE」が「SIGGRAPH 2017」でデモ

 米ロサンゼルス市で開催された「SIGGRAPH 2017」で、VR内での人の表現に関する研究発表が行われた。ここで、本物と見紛うほど精緻なCGで描かれた人物が披露された。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・Researchers Showcase Impressive New Bar for Real-time Digital Human Rendering in VR
https://www.roadtovr.com/siggraph-2017-meetmike-sets-impressive-new-bar-for-real-time-virtual-human-visuals-in-vr/

 この研究は多くの研究者、大学、企業が共同で行っているもの。今回発表したのは「MEETMIKE」と名付けられたVRコンテンツだ。実在する人物のMike Seymour氏を高精細なCGで描き、専用のヘッドセットを装着した本人の動きをリアルタイムで反映させる。

 話している時の口の動きはもちろん、目の表情や頬の動きなど細かなところまで再現している。下の画像を見てもらえれば分かると思うが、静止画だと写真と言われれば信じてしまいそうなほどリアルだ。動画でも、アングルによってはCGとは分からない。

 ブースではMike氏がVR内で技術者などにインタビューを行い、VRゴーグルを装着した第三者がその様子を見られるという形でデモが行われた。

 3DエンジンにはEpic Gamesの「Unreal Engine」を利用し、90fpsでレンダリングされているという。顔の動きはCubic Motionの技術で表現され、動きは3Lateralの機器でキャプチャーされている。Mike氏の3Dデータは南カリフォルニア大学の「Wikihuman」プロジェクトで作られたものだ。

 すぐに製品として結実するものではないが、最先端の技術ならVRでここまでのことができるという、とても興味深いプロジェクトと言える。

Reported by 宮川泰明(SPOOL

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