11月のアップデートで「Oculus Quest」がPC用VRゴーグルとしても使用可能に

 2019年9月25日と26日、Facebookは開発者向けイベント「Oculus Connect」を開催した。イベントでは、「Oculus Quest」に関する大きなアップデートが2つ発表された。

 1つ目は「Oculus Link」。Oculus Questは一体型VRゴーグルで、コンテンツは基本的にOculus Quest対応のものを使う。しかしOculus Linkを利用すれば、PCにつないで「Oculus Rift」シリーズ用のコンテンツも利用できるようになる。

 ただ、Oculus QuestにはPCとつないで利用するための長いUSBケーブルは付属していない。一般的なUSBケーブルでも利用できるとしているが、Facebookは光ファイバーを採用したプレミアムUSBケーブルを販売する予定だ。Oculus Linkは11月、USBケーブルは今年後半に提供開始予定となっている。

 2つ目はAIを利用したハンドトラッキング機能だ。ディープラーニングで手の動きのパターンを学習したAIが、学習データを元に映像から手を認識する。そのため追加の機器は不要で、Oculus Questが標準搭載しているモノクロカメラだけで動作する。この機能を含んだアップデートは2020年の初めに提供が始まる予定だ。

 Oculus QuestでOculus Riftシリーズ用のコンテンツも使えるとなると、「Oculus Rift S」の立ち位置が難しくなることが予想される。現在は一体型とPC用に分かれているラインアップが、将来的にOculus Questとその後継機に一本化されていく可能性はあるだろう。

Reported by 宮川泰明(SPOOL