HTCの新しいVRゴーグル「VIVE Cosmos」が10月11日に発売へ

 2019年9月13日、HTCはVRゴーグルの新モデル「VIVE Cosmos」の製品ページを更新し、詳細な情報を公開した。

・「VIVE Cosmos」の製品ページ
https://www.vive.com/jp/product/cosmos/

 VIVE CosmosはPCに接続して使うタイプのVRゴーグル。inside-out方式の位置トラッキング機能を備え、ベースステーションや外部センサーを使わずに6DoF(Degrees of Freedom)のルームスケールを利用可能だ。位置トラッキング用に6個のカメラを内蔵し、広い範囲をトラッキング可能にした。

 ディスプレイには3.4型の液晶パネルを2枚採用。解像度はそれぞれ1440×1700ドットで、リフレッシュレートは90Hz。視野角は最大110度となっている。IPD(Interpupillary distance、瞳孔間距離)調節ダイヤルを備え、両目がレンズとディスプレイの中央に来るよう設定できる。

 ベースステーションが不要になったため、Windows Mixed Reality(MR)対応VRゴーグルのようにUSBと映像用のケーブルをつなぐだけで使い始められる。ヘッドセットも標準で搭載しており、セットアップの手間は前世代の「VIVE」から大幅に減った。

 PCとの接続にはUSB 3.0端子とDisplayPort 1.2端子が1個ずつ必要。PCの推奨スペックはCPUにIntel Core i5-4590かAMD FX 8350以上、GPUにNVIDIA GeForce GTX 1060かAMD Radeon RX 480以上と、VIVEと大きくは変わらない。ただしメモリーが4GB以上から8GB以上に引き上げられているほか、HDMIのサポートがなくなっている。

 新しく判明した機能として、ゴーグル部の前面プレートが着脱可能になっている点がある。ValveのVRゴーグル「Index」のようにオプション品を装着して機能を追加できるようだ。発売時期は未定だが、従来のベースステーションを使った「SteamVR Tracking」を利用可能にするプレートがオプション品として用意される。トラッキング方式が変わったことにより、「Tracker」などVIVEのオプション品が使えなくなることを懸念していた人にとって朗報と言えるだろう。

 製品には専用のコントローラーが2個付属する。VIVE用のワンド型ではなく、MR対応VRゴーグルの標準コントローラーに近いデザインだ。

 米国など海外では既に予約可能だが、日本では9月20日から予約受け付けが始まる。予約特典として、同社のストア「Viveport」のサブスクリプションプラン「Viveport Infinity」12ヶ月分と「AEON」(Illusion Ranger)の引き換えコードが用意されている。公式サイトではまだ価格を公開していないが、国内代理店のアスクがリリースで税抜き8万9882円と発表している。

 海外ニュースサイトの「UploadVR」によると、VIVE Cosmosの発売に伴い、HTCはVIVEの生産を終了するようだ。

・Original HTC Vive ‘Coming Out Of The Market’ With Cosmos Launch
https://uploadvr.com/htc-vive-dead/

Reported by 宮川泰明(SPOOL