ARゴーグル「Meta」の特許に関する裁判に判決、特許使用の差し止めへ

 ARゴーグルメーカーのMetaが苦境に立っている。資金不足に加えて特許侵害で訴訟を起こされており、今回相手側を支持する判決が出た。海外ニュースサイトの「Next Reality」が報じた。

・Judge Issues Permanent Injunction Against Meta Company & Founder in Patent Lawsuit, Prevents Sales of Meta 2 AR Headset
https://next.reality.news/news/judge-issues-permanent-injunction-against-meta-company-founder-patent-lawsuit-prevents-sales-meta-2-ar-headset-0203383/

 Metaは同名のARゴーグルを開発、販売していた。第2世代の「Meta 2」の販売もしていたが、資金不足が報じられていた。さらに、Genedics社から特許侵害の訴訟を起こされ、2019年初頭に破産の可能性も指摘されていた。判決ではMetaによる特許侵害を認め、侵害を継続できないようMetaに特許使用の永久的な差し止めを命じた。

 上記記事によると、Metaは資金不足のため本件の裁判に弁護士を雇うこともできずにおり、そのため裁判所は特許侵害が継続されるおそれが強いと認定、差し止めの判断につながったという。

 一方、Metaは創業者が資金不足のため資産を売却しており、オーナーは別人物となっている。現在は社名もMeta Viewへ変更されている。当初はMeta 2の販売やサポートは継続するとしていたものの、2019年5月に販売を停止した。今回の判決によりMeta ViewはMeta 2を販売し続けることはできなくなり、侵害を認められた特許を使わずに後継機の開発ができるのかは不透明だ。

 MetaシリーズのARゴーグルはサイズが大きい代わりに広い視野角が得られることが特徴だった。残念だが、後継機の登場はかなり厳しいと思われる。

Reported by 宮川泰明(SPOOL