インドで通信業者がARゴーグル「Holoborad」を発表

 インドの通信事業者、Reliance Jio Infocomm(Jio)が株主総会でARゴーグル「Holoboard」を発表した。海外ニュースサイトの「Next Reality」が報じた。

・India Telecom Giant Reliance Jio Partners with Startup Tesseract to Bring Augmented Reality Headsets to the Home
https://next.reality.news/news/india-telecom-giant-reliance-jio-partners-with-startup-tesseract-bring-augmented-reality-headsets-home-0203288/

 通信事業者がARゴーグルのメーカーと協業するのは珍しくない。本件でユニークな点は、Holoboardを開発したTesseractがJioの親会社が投資したスタートアップ企業ということだ。発売済みの製品を導入するのではなく、ゼロから関わるというケースは珍しい。

 Holoboardの仕様はまだ公開されていない。ただ、Holoboardの製品サイトは公開されており、どのような製品かは確認できる。

・Holoboardの製品ページ
https://myholo.io/

 SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)を搭載しており、位置トラッキングの機能は備えているようだ。視野角についても触れられているが、場所によって80度の場合と90度の場合があり、どちらが正しいのかは分からない。ただ、Microsoftの「HoloLens 2」の視野角が対角で52度のため、どちらの場合でもかなり広いと言ってよいだろう。

 少し気になったのは、製品ページではARゴーグルなのだが、ステージではARではなく「MR」と呼んでいたことだ。デモの画面も背景までCGで描画されており、ステージ用の演出という可能性もあるが、ARというよりもVRのような印象を受けた。

 発売時期や価格は未公開。価格については「手頃な価格」とだけ言及されている。コンテンツの量や販売経路も気になるが、既存のプラットフォームに参加するとは発表していない。そのため、Holoboardが日本で販売される可能性は現時点では低いと思われる。

Reported by 宮川泰明(SPOOL