吊り下げスタイルの体感筐体「Weightless VR」がKickstarterに登場

 2019年7月31日、クラウドファンディングサービスの「Kickstarter」で体感筐体の一種と言える「Weightless VR」が登場した。

・Weightless VR
https://www.kickstarter.com/projects/ndangelo/weightless-vr/

 VR内の移動方法は今も大きな課題の一つだ。ルームランナーのような体感筐体もアプローチの一つだが、仕組みが大掛かりになってしまうのが難点。そこでNick D'Angeloが開発したのがWeightless VRだ。伸縮性のあるゴムひもで天井から体を吊り下げ、自然にプレイエリアの中央を維持できるようにした。一定程度の範囲で歩き回れるほか、多少無理な体勢を取っても転ばないため、立体的に自由な動きができる。

 製品は吊り下げる機構のみで、VRのトラッキングシステムやコンテンツは含まれていない。そのため、VRゴーグルの位置トラッキングだけではゴムひもで元の位置に戻されてしまう。歩く動作をVR内に反映させるには別のトラッキングシステムが必要だ。その分体感筐体としては安価に設定されている。使わない時はコンパクトに収納できるのもルームランナータイプより優れている点だ。

 天井にゴムひもを固定するマウンターを取り付けるため、十分な強度のある梁が適切な場所にあるかなど、導入するのは少しハードルが高い。

 支援プランは299米ドルでWeightless VRを1セットもらえるものが基本。無線のVRゴーグル向けに前転や旋回もできるようにする「Pro」バージョンをもらえる499米ドルのプランもある。プロジェクトは9月29日まで。目標金額は3万米ドルだ。日本への出荷にも対応しており、送料は55~220米ドル。

Reported by 宮川泰明(SPOOL