「OpenXR」がバージョン1.0に。AR/VR向けのオープンプラットフォーム

 2019年7月29日、Khronos GroupはAR/VR向けプラットフォーム「OpenXR」のバージョン1.0を発表した。海外ニュースサイトの「Road to VR」が報じた。

・OpenXR 1.0 Released, Microsoft Supports on HoloLens & WMR, Oculus Plans Rift & Quest Support
https://www.roadtovr.com/openxr-1-0-release-microsoft-hololens-vr-oculus-rift-quest/

 OpenXRはロイヤリティフリーのオープンプラットフォームだ。2017年に開発を始め、ベータ版を順次公開してきたが、今回晴れて「製品に利用できるバージョン」としてバージョン1.0を公開した。

 OpenXRはゲームエンジンとVRプラットフォーム、VRプラットフォームとVRゴーグルの間のインターフェースを担う。従来は各VRプラットフォームがゲームエンジンを個別にサポートする必要があったが、OpenXRが間に入ることで包括的に対応させられる。VRゴーグルとのインターフェースにもなるため、OpenXRにさえ対応していれば「Daydream」向けに作ったアプリが「Oculus Rift」でも動作する、といったことが起こる可能性がある。

 アプリの開発者から見ればクロスプラットフォーム対応のアプリが作りやすくなり、VRゴーグルのメーカーとしては対応コンテンツが増えやすくなる。双方にとってメリットのあるプラットフォームだ。

 ただし、何かしらのタイトルが特定のプラットフォームでだけリリースされる状況は、移植が難しいからと言うよりもビジネス上の都合という側面が強い。OpenXR 1.0を機にこうした現象がなくなるということはないと思われる。今後どのように利用が広がっていくか、ユーザーにとってどのようなメリットがもたらされるかは未知数だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL