「Oculus Quest」内部の高解像度写真が公開

 2019年5月にBadVRのJad Meouchy氏が「Oculus Quest」の分解記事を公開していた。海外ニュースサイトの「Road to VR」は記事中の高解像度写真を提供してもらったとして、その一部を紹介した。

・Quest Teardown Shows How Oculus Crammed Cooling & Cameras Inside
https://www.roadtovr.com/oculus-quest-teardown-disassembly/

 BadVRはVRでデータの可視化をするプラットフォームを提供している企業。Meouchy氏はOculus Questの発売直後に分解記事を公開していたが、写真はあまり大きくなく、細かい部分が見にくいものもあった。今回、一部の写真が見やすくなった。

 Oculus Questはゴーグル本体の周りに布製のカバーが付いており、簡単には外れないようになっている。そのため、Meouchy氏はカバーを切断して内部にアクセスした。そこからはねじで固定されており、外せば素直に分解できるようだ。

 ゴーグル部の上部プレートを外すとバッテリーが現れる。金属製のカバーに挟まれており、仕様は3.85V、3648mA/hだ。メイン基板側の端子が金属製のカバーで覆われているため、外すには少し手間がかかる。

 前面プレートの下にはメイン基板がある。写真中央にあるファンはヒートシンクやヒートパイプなどには固定されておらず、エアフローを作るために動作しているという。Oculus Questの採用しているSoCの「Snapdragon 835」はもともとスマートフォン向けに作られており、VRゴーグルは筐体が大きい分だけ排熱に余裕がある。チップを直接冷やすよりも、特定の場所に熱が貯まらないようにする方が効率が良いということだろう。

 Meouchy氏の記事では手順に沿ってより多くの写真を掲載しており、小さいスペースに多くの部品が詰め込まれているのが分かる。

・Oculus Quest Teardown
https://medium.com/badvr/oculus-quest-headset-disassembly-2f404b004a3c

 いずれにしても、分解できても交換できる部品は少なく、自力での修理や改造は難しそうだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL