NVIDIAが「GeForce RTX SUPER」シリーズを発表、「GeForce RTX 20」シリーズの強化版

 2019年7月2日、NVIDIAは「GeForce RTX 20」シリーズの新モデル「GeForce RTX SUPER」シリーズを発表した。名前は既存のラインアップの末尾に「SUPER」を付けただけだが、全体的なパフォーマンスアップが図られている。

・GeForce RTX 20シリーズの製品ページ
https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/20-series/

 発表されたのは「GeForce RTX 2060 SUPER」、「GeForce RTX 2070 SUPER」、「GeForce RTX 2080 SUPER」の3種類。元のモデルから主にCUDAコア(シェーダー)数と動作クロックを引き上げている。詳細な仕様は以下に示した図の通りだ。比較用に、元のモデルの仕様も掲載している。

 GeForce RTX 2060 SUPERで特筆すべきなのは、GeForce RTX 2060からメモリーのスペックが大きく引き上げられている点だ。容量が6GBから8GBに、バス幅が192bitから256bitに強化された。ミドルクラスの位置付けながら、NVIDIAは前世代のハイエンドクラスの「GeForce GTX 1080」よりも高性能だとうたっている。発売日は7月9日。価格は399米ドルと、GeForce RTX 2060の349米ドルより50米ドル高く設定されている。

 GeForce RTX 2070 SUPERはGeForce RTX 2070からメモリー周りは変更されていない。それでも前世代の「GeForce GTX 1080 Ti」よりも高い性能を備えているという。発売日は7月9日。価格はGeForce RTX 2070から据え置きで、499米ドルとなっている。

 GeForce RTX 2080 SUPERは他の2モデルと比べてCUDAコアの増加分が128個と少ない(他は256個)。しかしメモリーのクロックも引き上げたことにより、性能は「TITAN Xp」を上回るとしている。発売日は7月23日。価格はGeForce RTX 2080と同じ699米ドルだ。

 3モデルとも既存モデルと同じ「Turingアーキテクチャー」を採用しており、ラインアップでは「GeForce RTX 2080 Ti」が最上位となるのは変わらない。SUPERシリーズの追加により、ミドルクラスから上位モデルの性能の底上げが成されたと考えてよいだろう。ただ、その分消費電力も増えており、特にGeForce RTX 2070 SUPERは補助電源端子が8ピン+6ピンに増えている点は注意が必要だ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL