VR内を歩けるコントローラー「KAT loco」が「Kickstarter」に登場、1万円台と安価

 2019年6月10日、歩く動作でVR内の移動を可能にするコントローラー「KAT loco」がクラウドファンディングサービスの「Kickstarter」に登場した。

・KAT loco: Complete Wearable Locomotion System - Walk into VR
https://www.kickstarter.com/projects/katvrsolutions/kat-loco-complete-wearable-locomotion-system-walk-into-vr/

 KAT locoのプロジェクトを投稿したのはKAT VRという中国のメーカー。「KAT Walk」というルームランナー型のVR用コントローラーを開発、販売している企業だ。KAT locoもVR内の移動に関する製品だが、非常にコンパクトになっている。

 KAT locoは3個のセンサーで構成されている。腰と両足首にセンサーを取り付け、その場で足踏みをすると前進の入力になる仕組みだ。足の動かし方で歩きと走りの切り替えもできる。かかとを上げて足を開くと横移動、足を反対側の足の後ろに移動させると後退の入力になり、前進以外の移動にも対応している。

 PCとの接続はUSBレシーバーを使う。それぞれのセンサーはBluetooth 4.2で接続し、完全にワイヤレスだ。370mA/hのバッテリーを内蔵し、10時間動作するという。

 対応する環境の広さも売りにしており、「Oculus Rift」シリーズ、「VIVE」シリーズ、Windows Mixed Reality対応VRゴーグル、「PlayStation VR」などで利用可能。「Oculus Quest」への対応も進めているという。汎用コントローラーのため、自由移動が可能なVRタイトルなら個別の対応なしで動作するとしている。

 支援のプランは139米ドルでKAT locoを1セットもらえるものが基本。数量限定での早期割り引きや、まとめ買いのプランもある。目標金額は5万米ドル。プロジェクトの期間は7月20日までだが、本稿の執筆時点で約4万5000米ドルが集まっている。日本への発送にも対応しているが、無線技術を使用しており、日本の技適マークを取得しているかは不明だ。

 近い製品はこれまでもあったが、KAT locoは139米ドル(1ドル110円の場合で1万5000円)と価格が安めな点が特徴だ。体を動かす入力方法はVR酔い対策にもなるため、気になる人も多いのではないだろうか。

Reported by 宮川泰明(SPOOL