「COMPUTEX TAIPEI 2019」でPCI Express 4.0対応製品がお披露目、まずはマザーボードとSSD

 2019年5月28日から6月1日の日程で、台湾の台北市で電子機器見本市の「COMPUTEX TAIPEI 2019」が開催中だ。多くのPC関連メーカーがブースを出展しており、新製品や開発中の製品を紹介している。

 PC業界にとって目玉となる話題の一つが、PCI Express 4.0対応製品の登場だろう。PCI Express 4.0は同3.0の2倍の最大転送速度となる次世代インターフェースだ。PCI Express 3.0の最大転送速度は1レーンあたり片方向で約1GB/s。その2倍なので約2GB/sとなる。

 この恩恵を受けやすいのがグラフィックボードとSSDだ。特にSSDにとっては重要で、製品の最大転送速度が規格の上限に追い付きそうになっている。より高速な製品に対応するためには、PCI Expressのバージョンアップが必要だった。

 COMPUTEX TAIPEI 2019の開催に先立って行われた基調講演で、AMDは新CPUの「第三世代Ryzen」と新チップセットの「AMD X570」、新グラフィックチップの「Radeon RX 5000」シリーズを発表している。これらのCPUとチップセットの組み合わせでPCI Express 4.0が利用可能になる。残念ながら会場にRadeon RX 5000シリーズのデモはなかったが、PCI Express 4.0のデモとして対応SSDが複数利用されていた。

 ASUSTeK Computerは「ROG」ブランドのブースに動作デモを設置していた。リードが5GB/s以上、ライトが4.2GB/s以上とPCI Express 3.0 x4では不可能な速度が出ている。マザーボードは同社の「ROG CROSSHAIR VIII HERO(Wi-Fi)」。SSDはCORSAIR Components製で、デモ機の構成表には「Force Series MP600 Gen4 PCIe x4 NVMe M.2 SSD」とあった。

 MSIは同社のマザーボード「MEG X570 ACE」とPHISONのSSD「PS5016-E16 PCIe Gen 4.0 1TB」を使ってデモ機を動作させていた。構成表にはSSDを5台搭載とあるが、これは1枚の速度。3枚はマザーボードのM.2スロットに、2枚は拡張ボードに搭載していた。こちらもリードは5GB/sを超えており、ライトも4.4GB/s以上だった。

 ADATA Technologyは、動作デモはなかったものの製品を展示していた。「PCI 4.0 NVMe SSD」となっており正式名ではないようだが、仕様は公開していた。コントローラーはSilicon Motion Technologyの「SM2267」で、リードは最大4GB/s、ライトは最大3GB/sだ。容量のラインアップは最大8TB。

 性能を発揮できる環境は限られているものの、SSDは確実に性能アップが期待できる。VRのようなデータ量の大きいソフトを動かす場合には体感しやすいはずだ。

Reported by 宮川泰明(SPOOL