新アーキテクチャー「RDNA」を採用した「Radeon RX 5000」シリーズが発表される

 2019年5月28日から6月1日の日程で、台湾の台北市で電子機器見本市「COMPUTEX TAIPEI 2019」が開催中だ。それに先立ち、27日に基調講演が行われた。この講演で、AMDは同社のグラフィックチップ「Radeon RX」シリーズの最新モデルを発表した。

・COMPUTEX 2019 International Press Conference & CEO Keynote live-streaming on May 27 at 10 AM (GMT+8)
(Radeon RXの話題は1時間4分辺りから)
https://www.youtube.com/watch?v=7vv4lwq-ZCw

 発表したのは「Radeon RX 5000」シリーズ。「NAVI」という開発コード名で呼ばれてきたグラフィックチップだ。「RDNA(Radeon DNA)」と呼ぶ新しいアーキテクチャーを採用している。従来のアーキテクチャーである「GCN(Graphics Core Next)」が最初に登場したのは2011年なので、大規模なアーキテクチャー更新はおよそ8年ぶりとなる。型番が5000番台なのは、AMDが今年で50周年を迎えることにあやかったためだという。

 Radeon RX 5000の特徴は、GCN世代と比べてクロック当たりのパフォーマンスが1.25倍に伸び、消費電力も下がった点。ワット当たりのパフォーマンスは1.5倍になったとしている。また、世界初という、PCI Express 4.0への対応も果たしている。AMDは新CPUの第3世代「Ryzen」シリーズも発表しており、こちらもPCI Express 4.0に対応している。こうした足並みをそろえられるのは、CPUとグラフィックチップを両方開発しているAMDの強みと言えるだろう。

 ラインアップや価格など具体的な製品への言及はほぼなかったが、「Radeon RX 5700」シリーズが今年の7月に発売すると発表された。同チップは「Strange Brigade」(Rebellion Developments)のベンチマークテストでNVIDIAの「GeForce RTX 2070」より10%高いスコアが得られたとしている。

 より詳細な情報は、ゲーム見本市「E3 2019」で発表するという。

Reported by 宮川泰明(SPOOL