GoogleがARグラス「Glass Enterprise Edition 2」を発表、ただし法人向けの位置付けは変わらず

 2019年5月20日、GoogleはARグラス「Glass Enterprise Edition 2」を発表した。いわゆる「Google Glass」の第2世代となる製品だ。

・「Glass Enterprise Edition 2」の製品ページ
https://www.google.com/glass/start/

 Google Glassは2012年に発表され、2014年には「Glass Explorer Program」という形で一般ユーザーにも提供されていた。しかし2015年に同プログラムは終了し、法人向けの製品として位置付けをシフトしていた。

 今回のGlass Enterprise Edition 2も名前の通りエンタープライズ、つまり法人向けだ。ソフトやサービスも含めたソリューションを提供しているパートナー企業からしか購入できない。価格はソリューションによって異なるため、非公開となっている(海外の報道では999米ドルとも言われている)。

 Glass Enterprise Edition 2はSoCにQualcommの「Snapdragon XR1」を採用し、メモリーはLPDD4を3GB、ストレージはeMMCを32GB搭載している。OSはAndroid Oreo(8世代)だ。AR表示は片目のみで640×360ドット。解像度が低く立体視にも対応しない割り切った仕様で、外見も前世代から大きく変わっていない。基本スペックの底上げにより、パフォーマンスを向上させたモデルと言ってよいだろう。

 Microsoftの「HoloLens 2」などのARゴーグルと比べると、できることは非常に少ない。ARを使って訓練や仕事そのものをするというよりは、マニュアルなどを映して現場作業の際に両手を開けておくといった補助の役割が主な使い方となるだろう。

 製品の位置付けとしては最終的にコンシューマー向け製品にはならなかった前世代と大きく変わらないため、Glass Enterprise Edition 2もコンシューマー向けには販売されないと思われる。

Reported by 宮川泰明(SPOOL